何かが足りない感覚を感じる事によるデメリット「いつも時間がないあなたへ 欠乏の行動経済学」

メンタル
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初めに

こんにちは!キムです。

昨日は、時間を増やす方法についてまとめてきましたが、

本日は時間やお金が足りない事によってどんなデメリットが生じてしまうのかについて解説していきます。

本日の参考文献はこちら。

いつも時間に追われている。

お金がない。

心の余裕がないと感じていませんか。

実は、その状態はすごくやばいのです。

本日は、行動経済学の分野から「何かが足りない」という感覚のヤバさについて言及します。

ちなみに行動経済学とは、経済学と心理学をかけ合わせた分野で、人はなぜ不合理な行動を撮ってしまうのかについて心理学を参考に研究している学問です。

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何かが足りないメリット

では、否定的側面だけを述べても気分が悪いので、欠乏のメリットについても述べたいと思います。

集中力が高まる

小学生の夏休み、残り1日で夏休みが終わる。

けど、宿題やってないと思って、取り組んだら1日で終わった経験はありませんか?

実は、このような時間が足りない状態のとき、私達の脳はノルアドレナリンというホルモンを出して集中力を一時的にあげるのです。(長期間は継続しませんが)

そのような効果により、覚醒した集中力を欠乏によって手に入れることができます。

私も学生時代、勉強する際に友達との予定をいくつかいれて制限時間内にテスト勉強が終わらなければ、友達と遊びにいけないという状態をつくりだしていました。

アイデアが出やすくなる

私の学生時代、塾での合宿の際にこんなことがおきました。

友達が「カップラーメンを食べるためのお箸をもらい忘れたので、持ってきた歯ブラシを2つ使って、箸代わりにつかう」

これは、何かが足りないという欠乏によって、足りない部分を補おうとしてとった行動です。

このように、欠乏は足りないものを補完するために、アイデアを生み出します。

このようなことを聞くと、「何かが足りないっていいじゃん。」って思う方もいるかもしれませんが、ここからが本題です。

人生を破壊するようなデメリットをご紹介しましょう。

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欠乏による多大なるデメリット

大切なことに目を向けられなくなる

この本には、以下のような話が載っていました。

「火事が起きたと通報が起き、消防士が呼び出された。急いで消防車に乗り、現場に向かうがその時にシートベルトをつけ忘れて事故にあって大怪我をした。」

この事例では、消防士は火事という大きな災害が起きることで時間に追われている感覚が強くなり、他のことに目を向けられなくなり、シートベルトをつけ忘れてしまいました。

その結果事故にあうという結果につながったのです。

何が言いたいのかというと、時間がないという焦りによって1つのことにしか集中できなくなり、他の大切なことにも集中できなくなったのです。

このように、欠乏は、大事なことに目を向けられなくなることで、大きな災難につながります。

未来を見通せなくなる

よくこういったことが言われます。

「貧乏人ほど無駄遣いをし、金持ちは節約する」

これは、人の心理からみると当然の結果です。

なぜなら、人はお金がないという感覚に陥ると、未来を見通せなくなり、正常な判断ができなくなるのです。

そのため、お金がない人ほど、たばこを吸い、ギャンブルをし、ファストフードを食べたりします。

また、借金をすると頭が悪くなるという研究もでています。これに関しても正常な判断ができなくなるという理由です。

このブログを見ている方は20代から30代が多いと思いますが、その中には奨学金を借りている人もいるでしょう。

奨学金は車や家のローンや、クレジット払い、リボ払いに比べると金利は低いのですが、借金ではあるので、思考能力が落ちないように注意したほうがいいでしょう。

また、時間が足りないという感覚にもそれは言えて、忙しすぎると思っている人ほど、惰性でテレビを見たり、仕事中にネットサーフィンをしてしまうことが多いのです。

このように、欠乏には私達の生活に対してのデメリットがあるわけなのです。

では、すでに欠乏状態で、大事なことに目を向けられなくなり、思考能力も落ちている人は、どうにか手はないのでしょうか。

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欠乏から抜け出すには

何もしない時間をスケジューリングする

これは、時間が足りないという感覚が強い方におすすめです。

何もしない時間をスケジュールに組み込みましょう。

理由はシンプルで、忙しいと脳が回復する隙がなくなり脳疲労が蓄積していきます。

それにより、脳の処理能力が落ちて他の大切なことにも目を向けられなくなります。

しかし、そんな時にあえて何もしない時間を作ったらどうでしょうか。

脳の回復する時間がもて大事なことに目を向けられるようになります。

そして、この時に注意してほしいのが、何もしない時間にはスマホをいじらないでください。

スマホをいじると脳が活発に動きドーパミンが出やすくなります。

その状態では、脳疲労対策とはいえません。

あくまで何もしない時間です。

筆記開示

筆記開示に関しては、こちらの記事で詳しく述べました。

要するに、自分の悩みをひたすら紙に書きなぐるというテクニックですね。

自分の悩み、人の悪口、改善点、全て書き込みましょう。

誰かに見せるものではないので、自由に書いてください。

なぜ、この方法が欠乏対策に有効なのかというと、人は悩んだ際に頭の中で解決策のでない悩みが延々と反芻してしまうからです。

それを筆記開示では、紙にかき出すことで悩みを外に追い出すのです。

これにより、反芻がなくなり問題を客観的に見ることができます。

「お金を節約するためには、毎日のスタバを減らして、その分投資してみよう」

など。

私も仕事で嫌なことがあった際には、悩みを書きだすことで解決策が出てきます。

ぜひやってみてください。

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終わりに

当記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。

欠乏には、人生にとって良くないデメリットがあります。

いま人生で躓いている人は、お金がない、時間がない、知識がないということで頭を悩ませることで、より人生が悪化しているのかもしれません。

しかし、今日お伝えしたテクニックを使うことでそのデメリットを払拭することができることが可能になると思います。

知識は知識のままでは意味がないので、実践してみてくださいね。

参考文献

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