謝罪の科学 どんな謝罪をすれば許してもらえるのか?

人間関係

あなたはミスをすることはありますか?

僕は時折あります。

最近本業でミスをしました。

ちょっとしたミスではあるのですが、

お客様に謝ることになり、

一応許してもらえました。

そして、誤っている時に気付いたのです。

どんな誤り方をすれば許してもらい

信頼関係を強固にすることができるのかと。

同じく誠意をもって誤っていたとしても

火に油を注ぐ結果になることもあれば、

以前よりもいい関係になれることがありますよね?

これらの謝罪には、

どんな違いがみられるのか。

今日は本ではなく、

論文をもとに解説していきたいと思います。

An affirmed self and a better apology: The effect of self-affirmation on transgressors’ responses to victims – ScienceDirect

謝罪を科学的に分析してみたという内容ですね。

僕も、この内容を完璧に実践している訳ではないのですが、

皆さんに解説していきながら、

かみ砕いて理解し、実践につなげていこうかと思います。

人に教えることによって理解力が高まると

以前のブログでも解説しました。

仕事やプライベートで圧倒的成果を出すノート術 20代サラリーマン男性がちょっとした成果を出すためのブログ(本解説) – 20代サラリーマン男性がちょっとした成果を出すためのブログ(本解説) (yuukikinjo0567.com)

火に油を注ぐ謝り方

謝られているんだけど、

逆にイライラするな

これなら謝られない方がいいんだけど。

そんな謝られ方をされたことのある方も

いるかと思われます。

その理由は、

科学的に正しくない謝られ方を

しているのが原因です。

では、どんな誤り方が相手を余計に怒らせてしまうのでしょうか。

言い訳をする

謝るときに、何かしら理由をつけたくなることはありませんか?

「自分も悪いけど、こういう理由があって」

「理由があるから仕方ないじゃん」

そう思う理由もすごくわかります。

しかし、謝る以前に事がおきた理由を説明してしまうと

相手にはほぼ100%言い訳だと捉えられてしまいます。

(僕は、何回かやっていました。)

許しを請う

謝る時に、

謝りはするけど、

「ごめんなさい、ごめんなさい。許してください。」

とひたすら許しを請う人はいませんか?

許しを請うような発言をすることによって

この人は、なぜ謝らないといけないかが理解していないと

思われ相手を余計に怒らせてしまいます。

このような悪い謝り方をすると、

相手からの印象は劇下がりし

今後の関係も悪くなるでしょう。

これらの2つの謝り方には、共通点があるのですが、

気づきましたか?

それは、自分を擁護しているということです

人は、ショックな立場に置かれると

自分の体が危険な状況に追い込まれたと勘違いし、

自分を守るような行動に出てしまうものです。

車をぶつけて逃げない方がいいのにも関わらず

逃げてしまう人がいることからも明らかでしょう。

人は非合理的な生き物です。

そのため、このような謝罪をしてしまうのはしょうがないとも言えます。

ですが、いい謝り方を知っているだけで

この非合理さから抜け出せ、

相手からの信用を勝ち取ることができるのです。

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3相手が今すぐに許してくれる謝り方

①謝罪の言葉を使い、自分に非があることを認める

「すみません」「申し訳ありません」「ごめんなさい」

ミスややらかしてしまったときには、

自己弁護ではなく

まず上記の言葉を使いましょう。

素直に謝ることで、

悪いと思っていると

印象を相手に与えることができます。

また、必ずやってほしいのが、

自分が悪かったと認めてください。

周りの人にも非がある。

ましてや、被害者に対しても非があると

いうと余計に許してもらえなくなります。

自分が悪かった。ごめんなさいと

しっかり言葉にしましょう。

②客観的事実を述べる

先ほど、言い訳は相手を余計に怒らせると

いいましたが、

謝罪をするには

客観的事実を述べること

は必要です。

言い訳と何が違うのかというと

自分を擁護する事実をいうのではなく

その時に起こったことをすべて

詳細に説明するのがポイントです。

例えば、

芸能人が車をぶつけて逃げてしまったニュースが

以前にありました。

その時に、謝罪会見でこれを使うとしたら

「新宿から渋谷に向けて走っていました。前にいた車に気付かずに

ぶつかってしまいました。よそ見をしていたことが原因です。

その時、前の車の運転手の安全を確認するべきでしたが、

自分の都合のいいように解釈してかすっただけだと

思いました。だから、確認することもせずに

その場から立ち去ってしまいました」

これだけで許してもらえるわけではないですが、

ただただ泣いて謝ったり、

嘘をついて謝ったりするよりは、

許してもらえる確率が高まるはずです。

やってしまったことは仕方ありません。

事実をしっかりと話しましょう。

③今後の対策、改善案を述べる

僕的には1番大事な部分だと思っている3つめ。

相手に謝っていることが伝わったら、

では今後どうしていくのかを伝えましょう。

例えば、

会社で100万円の損失を出してしまったら

「今後は、ミスのないように

契約書を提出する際には

上司2人に確認をもらってから

提出する」

他にも

彼女のコップを割ってしまったら

「今後は、割らないように

パソコン作業をするところには、

コップを置かない。

後、代わりに新しいコップを買う」

など、どうしていくのかを具体的に伝えましょう。

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終わりに

ここまで読んでくださった方なら思った方もいるかも

しれませんが、

「これって当たり前のことじゃない?」。

そうです。謝罪は当たり前のことを誠心誠意

伝えるのです。

目新しいテクニックを期待していた方はすみません。

ですが、先ほど述べたように

非合理的な生きものです。

焦ると自己弁護に走り、

残念な謝罪会見のような謝り方をしてしまいがちになります。

ですので、

当たり前を再認識してもらうためにも

こんなマニアックな謝罪についての

研究を知っておく必要はあるかと思います。

しかし、ここで1つ覚えておいてください。

相手に、この人はテクニックを使って

私に許してほしいんだなと思われた瞬間

すべては水の泡になります。

あくまで、本当に心から謝りたいという

スタンスは崩さないでください。

以上、本日もありがとうございました。

参考文献

An affirmed self and a better apology: The effect of self-affirmation on transgressors’ responses to victims – ScienceDirect

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