感情のコントロールができないあなたへ ACT (認知行動療法のやりかた) 「自身がなくても行動すれば自身は後からついてくる」

メンタル
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初めに

最近いやなことがあって落ち込みやすい。

すぐにいらいらして起こってしまう。

そんなお悩みを抱えていませんか?

今回は、そんなあなたの悩みを解決できる本。

「自身がなくても行動すれば自身はあとからついてくる」

という本を解説します。

タイトルだけみると、自己啓発の本かなと思う方もいるかもしれませんが、

近年研究が進んでいる

「悩みに振り回されなくなる、認知行動療法」

のやりかたについて述べてある本です。

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ACT(認知行動療法)とは

あなたは、悩んでいる時に次のような言葉を聞かされたことは

ないですか。

「くよくよしてもしょうがない。ポジティブなことを考えよう」

「ネガティブなことを考えるな!」

これらは、まったくもって意味のないアドバイスです。

いや、逆効果ともいえるかもしれないです。

人間の脳はネガティブなことを考えるようにできているので、

無理やりポジティブなことを考えたり、ネガティブを

制御したりすると、

後々大きな問題となってかえってきます。

故障している車を無理やり走らせて、高速道路の真ん中で

止まってしまうように大きな問題となるのです。

では、私たちは悩みに対して打つ手はないのでしょうか。

そこで助けとなってくるのが、

ACTです。

ACTとは、

「ネガティブな感情を振り払うのではなく、

ありのままに受け入れて、流していく」

治療法のことです。

実際にうつ病の治療にも使われて効果を発揮しています。

うつ病にきくのであれば、

私たちが抱えるあらゆる悩みを

解決する(受け入れられる)のは、

当たり前でしょう。

では、さっそくそのやり方を

見ていきましょう。

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ACTのおススメメソッド

ACTは、非常にシンプルで簡単です。

だからこそ本当に効果があるのか、疑う方もいるかもしれません。

ですが、騙されたと思ってやってみてください。

私は~という感情をもっている

何か嫌なことがあった時、

「私はだめな人間だ」

と思うことがあると思います。

その時は、

「私はダメな人間だという感情をもっている」

に切り替えてみてください。

それだけで、自分の悩みを客観的に見れるのではないでしょうか。

ACTは、思考を客観的に見て距離を置くことを推奨しているので、

~という感情をもっているとするだけでも

感情と距離をとることができます。

これは、他にも使えて、

「私は仕事ができない人間だという感情をもっている」

などもすることができます。

私たちは、何かに悩んだ時に自分の感情から湧き上がってくるものに

振り回されてしまいます。それが、客観的な事実ではなかったとしても。

そのため、感情に呑まれるのではなく

他人を観察しているように自分の感情を観察する必要性があるのです。

周りの環境に意識を向けるエクササイズ

先ほど述べたように、

人は悩むと感情に呑まれてしまいがちです。

次は、そこから意識をそらし自分が集中したいことに

意識を向けられるようになるエクササイズをご紹介しましょう。

ステップ

①30秒間周りの聞こえてくる音に耳を澄ます。ex)自分が出している音、周囲の音

②周囲を見回して、身の回りの物を観察する。30秒間

③背筋を伸ばし、椅子に座る。自分の体を頭から、つま先まで観察する。

どんな感覚があるのか。嫌な感覚がある部位はないのか。

④①~③のエクササイズを同時に行う。

いかがでしょうか。

やってみた方はわかると思うのですが、

ネガティブな感情を払拭することができたのでしょうか。

このように、いやな感情は考えないようにするのではなく、

他のことに意識を向けることで、

つかまらずにやり過ごすことができるのです。

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最後に

いかがでしょうか。

今回ご紹介させていただいたのは、

ほんの少ししかありません。

また、ここで解説した知識は

実践することによって真価を発揮します。

ぜひつかってみてください。

参考文献

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