「ちょっとしたことで落ち込んでしまう」
「他人の些細な一言で、イライラする」
「将来への不安が大きい」
そういった悩みを抱えていませんか?
実は、そういった悩みにはある根本的な原因があるのです。
今回は、日常の悩みが大きいというあなたに向けて、
科学的、仏教的な観点から解決策を提示したいと思います。
「悩みから解放されたい!」といったあなたに向けて、参考になる内容かと思います。
ぜひ、お読みください。
本日の参考文献はこちら!
無=最高の状態は、仏教で伝えられている考え方、瞑想方法などを科学的に分析して、現代人が苦しむ原因を取り除こうといった内容になっています。
この本の著者の方は、これまでに名著を出している方なので、信頼性もばっちりです。
過去の著作についての記事はこちら
個人が生産性向上のためにできる科学的に証明された方法「最高の体調」 – キムの本実践ブログ (yuukikinjo0567.com)
目次
なぜ苦しいのか
人が苦しむ原因は、2の矢が刺さることにあります。
2の矢とは、嫌なことがあった(1の矢)として、そこから展開されるネガティブな思考のことです。
例えば、あなたが理不尽なことで怒られたとしましょう。
この場合、あなたは自分に対して2の矢を放ち始めます。
「あいつは、いつも俺に対して八つ当たりをしてくる」
「いつも、自分は怒られてばかりでダメな人間だ」
といったように、怒られたという現実をありのままに見れば苦しみが増大することはありませんが、2の矢を放つことによって苦しみをこじらせてしまうのです。
そして、その2の矢を放っているのが嫌な上司でもネガティブな事実でもなく、あなたなのです。
人間の脳は、「私は私」という感覚があるため、何か嫌なことがあった際に
「私はいつも~だ」
と自分をベースにさらなる苦しみを生み出してしまいます。
そのため、この私という感覚を消すことが根本的に苦しみを消す唯一の方法となっています。
では、次に自己を消すトレーニングに移ってきましょう。
悩みや苦しみを取り除く方法
語想
語想とは、同じ単語を繰り返して声に出してみることです。
これを行うことにより、自分の中で展開されていたネガティブな想像を一時停止することができます。
人間の脳は、嫌なことが起こると大脳辺縁系が怒りや悲しみを作り出しますが、6秒もたつと少しずつ抑えることができます。
そのため、この語想をしている間にネガティブな感情から距離を置くことができるのです。
例を挙げましょう。
りんごという単語を繰り返し声に出してみてください。
最初は、リンゴのイメージが脳内に出ると思いますが、5分もすればただの単語の羅列としてとらえることが出来ます。
それにより、不安や焦り、怒りなどの感情から離れることができます。
5分ほどで出来るので是非行ってみてください。
メタファーを使用する
メタファーとは、比喩のことです。
比喩を使い、自分のネガティブな感情をありのままに見る練習をすることができます。
例えば、自分の感情を牧草にいる牛だと考えてみましょう。
頭の中でイメージしてみてください。
そこでは、狭い牧草ではなく、広い牧草の中で牛たちがのびのびとしています。
これだけです。
感情もこれと同じで、無理やり狭い中で抑えつけようとすると暴走しますが、広い中でのびのびと過ごしてもらうと安定してきます。
このように、メタファーを使って自分の感情をありのままに見るトレーニングを簡単にできるので是非行ってみてください。
観想
観想とは、先ほどのメタファーのように感情をありのままに見るトレーニングです。
先ほどと違うのが、自分の感情をそのまま観察することです。
では、やり方を見ていきましょう。
①静かな場所で、座る
②10分のタイマーをかけて、湧き出てくる自分の感情を観察する
③おなかがすいたという感情がわいてきたなら、私は、おなかがすいたという感情を抱えている。と頭の中でつぶやく
④嫌な上司の顔が浮かんできたなら、私は、嫌な上司の顔が浮かんでいる思考を持っている。と頭の中でつぶやく
このように、自分の中で抱えている思考をひたすらに観察します。
最初のうちは、非常に難しいと思いますがやり続けると何事も流せる無敵のメンタルを手に入れることができます。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
本日は、無=最高の状態という本を元に人が苦しむ原因とその解決策について解説してきました。
結論として、人が苦しむのは自我があるからです。
自分は人と違った人間で、自分は自分という感覚が、
「私は、いつも嫌なことをされている」
といった風にネガティブな感情が連鎖する原因となります。
そして、その自我を減らすためには、以下のトレーニングが有効です。
①語想
②メタファー
③観想
本日の内容は少し難しい内容でしたが、これらのトレーニングをすることにより感情に振り回されない人生を送ることができます。
私もまだまだですが、一緒に頑張っていきましょう。
以上ありがとうございました。
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